心因性による勃起障害

2019年12月27日
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心因性による勃起障害とは、体の機能には問題点は見られず、精神的な要因によって起こる勃起障害です。
うつ病などの精神疾患によるものや、仕事でのストレスや家族・夫婦関係など原因は多種多様であり、また誰にでも起こりうる可能性があります。

勃起障害を起こす精神疾患としては、うつ病のほかにも統合失調症や不安神経症、更にアルコール依存症や薬物依存症といったものもあげられます。
特にうつ病の罹患者数は増加傾向にあり、心因性の勃起障害の代表的な要因となっています。

また精神疾患の治療に使用される抗うつ薬などの中には中枢神経系に影響を与えるものもあり、それもまた障害を引き起こす原因となる場合もあります。
逆に勃起障害や性欲の減退によってうつ病が初めて露呈するといった場合もあります。

精神疾患でない人でも精神的ストレスから勃起障害となる例も多く見られます。
失恋や夫婦間の不和、離婚など人間関係によるものや、性器へのコンプレックスなども原因となり得ます。

また性行為と直接結びつかない仕事上のストレスなどが原因となることもあります。
これは仕事上の自信を喪失するような体験により、心配や不安が頭から離れなくなることで脳が性的興奮を覚えづらくなるためと考えられます。

心因性の勃起障害の治療としては、PDE5阻害薬と呼ばれる治療薬が有効です。
血管拡張作用により勃起を強力に補助するほか、これらを服用して性行為に臨むことによって安心感が自信へとつながり、性行為への不安やトラウマが原因の勃起障害に特に改善効果が期待できます。

治療薬を使用して複数回うまくいけば、薬を使用しなくても性行為が可能となる例が多く見られます。
治療薬の効き目が薄い場合はカウンセリングなどの心理的なアプローチを行います。

専門家が時間をかけて繰り返し行うことにより治療薬で改善しなくても大きな改善を得られることもあります。